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NHKスペシャル「無縁社会」

NHKのニュース内やNHKスペシャル等で特集されている「無縁社会」に非常に多くの反響は寄せられているようです。

NHKが全国1783の自治体に独自調査したところ、一昨年「身元不明の遺体」や「親族の遺体引き取り拒否の遺体」など国の統計上では現れてこない
「無縁死」が3.2万人にのぼる、ということだそうです。

日本では年間約114万人(平成21年)が亡くなっています。ということは
100人に3人が「無縁死」の状態で亡くなっている、ということです。これは非常に高い数字ではないでしょうか。

番組内では対策の一つとして「絆の再生」をあげていましたが、「絆の再生」で問題が解決すると素直に思った人は少ないのではないでしょうか。

単身世帯の増加や少子化による親族の減少、平均寿命の長期化による人間関係の縮小(社会性の縮小)等から今後、「無縁死」が急激に増加するであろうと思われます。そこで「絆の再生」といっても「絆」を即席でつくることは困難です。

また、「個人の自由・権利」の意識が強くなった現代人に
「絆」をつくれ、と言われても「はい、分かりました」とすぐに意識の転換を行うのは非常に難しいのではないでしょうか。実際、自分の生活に干渉しないで欲しいと思っている人の方が圧倒的に多いのではないでしょうか。

長期的には個人の意識の転換とコミュニティの構築が重要だとは思いますが、こうした啓蒙活動は国や自治体、NPOの役割になるのではないでしょうか。と同時に、積極的に「無縁死」を選ぶ人、またはそうならざるを得ない人に対しての対応が必要だと思います。死後の身辺整理や埋葬などを専門に請け負う特殊清掃業やNPO法人に生前予約する人や遺言書を作成する人が増加していますが、こうしたこと以外にもっともっと安心して死の準備をすることができるようなサービスが求められているのではないかと思います。


2010.1



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