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格差社会

日本は格差社会と言われて久しいですが、これは何をもってそのように言われているのか、今回は家計の金融資産から確認してみます。

参考にするデータは金融広報中央委員会が毎年実施している「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯]」の中の時系列金融資産データです。

1991年から2008年までの家計金融資産保有額の変化を見ると、2008年の平均保有額は1,508万円で2007年よりも116万円低下したものの、2004年以前以上の水準を保っています。しかし、中央値で見ると、2008年は750万円で2007年を142万円も下回り、1994年水準にまで低下しています。

このデータから高額の金融資産保有者が平均金額を押し上げているものの、多くの人たちの金融資産保有額は低下していることが推測されます。




そこで、金融資産保有額300万円未満層が全体に占める割合と金融資産保有額2,000万円以上層が占める割合の変化を上記と同様に1991年から2008年までの間で見てみます。金融資産保有額300万円未満層の割合は1991年では17.7%でしたが、その後、徐々に下降し1998年には14.4%まで低下しました。しかし、1999年以降は上昇傾向に転じ、2008年には21.8%まで上昇しています。

一方、金融資産保有額2,000万円以上層の割合は1991年では13.3%にとどまっておりましたが、その後、ほぼ一貫して上昇傾向を示し、2008年には21.7%となっています。

このデータから1991年から2008年までの間でお金持ちの人が増えましたが、お金のない人も増えたことが確認できます。家計の金融資産でも格差社会の一面が窺えますね。

出典:家計の金融行動に関する世論調査(平成20年)より




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