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日本の貯蓄金額

今回は世帯の金融資産を年代別に見てみます。

参考にするデータは金融広報中央委員会が実施した「家計の金融行動に関する世論調査(平成20年)」の中の家計の金融資産データです。調査方法は「二人以上世帯」では「訪問と郵送の複合・選択式の調査」、「単身世帯」では「インターネットモニターによるインターネット調査」だそうです。

二人以上世帯について見ると、貯蓄をしている世帯は77.9%で、貯蓄をしている世帯の平均金融資産保有額は1,508万円、中央値は750万円となっています。

これを年代別に見ると、年代が上がるにつれ貯蓄率が上昇し、70歳以上では81.0%の世帯が貯蓄をしています。金融資産保有額が最も高いのは60歳代で平均金融資産保有額は2,223万円、中央値は1,322万円にのぼります。

70歳以上では平均金融資産保有額は1,738万円、中央値は950万円と60歳代よりも低くなっており、60歳代から貯蓄を切り崩して生活していることが窺えます。

50歳代以下の世代の方はこの金額が金融資産を形成する上で1つの目安になるのではないでしょうか。




次に、単身世帯について見ると、貯蓄をしている世帯は70.2%で、貯蓄をしている世帯の平均金融資産保有額は934万円、中央値は274万円となっています。

これを年代別に見ると、貯蓄率は60歳代が他年代に比べやや高いものの、他年代では大きな差異が見られません。金融資産保有額は年代が上がるにつれ高額になり、60歳代で平均金融資産保有額は2,096万円、中央値は1,058万円となっています。

単身世帯についてはインターネット調査であるため二人以上世帯と単純に比較することは出来ませんが、単身世帯の金融資産保有額は各年代ともに二人以上世帯とあまり大きな差がないように思われます(20歳代については二人以上世帯のサンプルが過少なため参考値)。
となると、これからは単身の方が二人以上世帯よりも金融資産形成では有利?と思ってしまいますが、貯蓄率を見ると、単身世帯は二人以上世帯に比べ7.7ポイント下回っています。この差の意味するところは大きく、やはり二人以上世帯の方が安定した金融資産形成を行えるということではないでしょうか。


出典:「家計の金融行動に関する世論調査(平成20年)」より




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