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日本人は貯金好き?

“日本人は貯金好き”とよく言われていますが、実際のところどうなのでしょうか。

そもそも何をもって“貯金好き”と定義するのか・・・難しいところですが、ここでは日本とアメリカ、イギリス、ドイツ、フランスの5カ国を比較した2つのデータを見てみます。

まず一つ目、日本の家計金融資産残高について見てみます。これは日本銀行の資金循環統計で公表されています。

2008年のデータを見ると、日本の家計金融資産残高は1,427兆円で、国民一人当たりに換算すると1,117万円です。これを5カ国の中で比較すると、アメリカに次ぐ高額となっており、日本人はやはり貯金好きのように思われます。




しかし、2つ目のデータを見ると・・・

二つ目のデータではOECD Economic Outlookが発表している家計貯蓄率を見てみます。

家計貯蓄率とは家計貯蓄÷家計可処分所得と定義しています。大雑把に言えば自由になるお金からどのくらいのお金を貯金に回しているのかを表します。

このデータを見ると、日本の家計貯蓄率は1994年までは10%を超え5カ国の中でトップでしたが、その後、年々貯蓄率は低下し、2008年には2.7%まで落ち込み、アメリカやイギリスと同程度になっています。

このデータからすると、日本人の貯蓄に対する行動の変化が見られ、一概に“日本人は貯金好き“とは言えないのではないか、という面が窺えます。もちろん、年収や物価変動の影響もあると思いますので、このテーマはまた違った角度から取り上げたいと思います。

出典:国立社会保障・人口問題研究所 2005年出生動向基本調査より




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